カオスな読書(ネタバレ有り)関連考察集(旧SUB BLOG 2)

「読書は本を読むだけの事ではない」なんてね(^_^;)(否カルト)

「筒井康隆」の「日本以外全部沈没」は「世界の縮図」から「地球滅亡」の「預言的預言」

「日本以外全部沈没」

そうやって「タイトルだけ」を見ると「小松左京」の「日本沈没」のパロディ?って普通は思いますよね?

それが「筒井康隆の意図」なのですよ。

「以下ネタバレがあるので読了者様向け記事」

大陸が全部沈没して日本だけが「陸地」として残った時代。
そこには「各国の有人・裕福層」のみがひしめき合う。

最初の頃は助け合って生活をしていたが・・・時が経つにつれて各々が「領土」を求め始める。ここでは実在する「国名・首脳。有名人・裕福層」が「実名」にて登場する。

そして「大混乱」に陥り、その途端に地面が「グラッと傾いた」と思ったら「日本も沈んで地球上は全部海となる」

= = =

そう。
「人類滅亡」&「地球滅亡」or「ノアが方舟を作らなかったと仮定しての創世記の途中においての人類の終わり」

なのでは?
とね。

= = =

残念ながら「絶版(上からの圧力?)」となっているらしく、中古しか入手できないみたいですが、これこそが「筒井康隆」の「ドタバタナンセンスの裏に隠したシニカルな皮肉」と言えるでしょう。

= = =

後日「本家」の「小松左京」による「日本沈没」と「小松左京+谷甲州」の「日本沈没第二部」も改めて考察します。